2006-08-11 ArtNo.38250
◆Tata Consultancy、マラリアの遺伝子治療法開発
【ムンバイ】インドの指導的ソフトウェア会社Tata Consultancy Services(TCS)は、アジア/アフリカ地域で最も恐れられる疫病、マラリアの遺伝子治療法の開発を通じ、ヘルスケア・ビジネスに進出する。
ビジネス・スタンダードが8月8日報じたところによると、TCSはマラリア治療に革命的変化をもたらすものと見られる遺伝子治療法の開発に成功した。
アンドラプラデシュ州Hyderabadを拠点にするTCS Healthの先端技術センター(ATC:Advanced Technology Centre)は、科学産業調査評議会(CSIR:Council for Scientific and Industrial Research)が推進する新ミレニアム・インド・テクノロジー・リーダーシップ・イニシアチブ(NMITLI:New Millennium Indian Technology Leadership Initiative)の一環として遺伝子治療法の開発を手掛けて来た。
先端技術センターのM Vidyasagar上級副社長によると、同センターの研究には、マラリアを媒介する寄生虫P.Falciparumの遺伝子構造の解析が含まれる。同センターが開発した技術の治療への応用に関する研究が間もなく開始される。TCSはCSIRとの合意の下、開発した技術を製薬会社や生物薬剤(biopharmaceutical)会社等のパートナーに提供すると言う。
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