2006-08-11 ArtNo.38239
◆Tata BlueScope、Pune工場オープン
【プネー】Tata Steel Ltd(TSL)とオーストラリア企業BlueScope Steel Ltd(BSL)の50:50の合弁会社Tata BlueScope Steel Ltd(TBSL)は7日、マハラシュトラ州Pune市Hinjewadiに設けた転造(roll forming)/PEB(Pre-Engineered Buildings)施設をオープンした。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥーが8月8日、TBSLのKathryn Fagg会長とChetan Tolia重役(MD)の記者会見における発言を引用し報じたところによると、TBSLはプネーとタミールナド州Chennai市Sriperumbudur、そしてラジャスタン州Bhiwandiに合計300クロー(US$6410万)を投じ、3工場を設ける。チェンナイとビワンディの工場は建設中で、今会計年度第4四半期に完成する予定だ。
この日開所式が催されたプネー工場では形鋼(beam)/鋼柱(columns)/棟木(purlin)、プレハブ建築用の屋根材や壁材が製造される。特に高耐蝕性高級メッキ鋼板『ジンカリューム(zincalume)』や塗装鋼板『カラーボンド(colorbond)』等の鋼板類が製造・設計される。
プネー工場にはデザイン・センターが設けられ建設用鋼材のコンセプト/製品/アプリケーションの研究も行われる。
TBSLは先ず工業用/商業用鋼材市場に進出、その後住宅用鋼材市場を開拓する。製品はインド国内市場に供給される他、南アジア地域協力連合(SAARC)諸国に輸出される。
TBSLはジャールカンド州Jamshedpurに900クロー(US$1.92億)を投じ、金属メッキ・塗装施設も建設している。新工場には年産25万トンの金属メッキ・ラインと同15万トンの塗装ラインが設けられ、2008年末までに稼働する。
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