SEAnews 2006-08-07 ArtNo.38232

【ムンバイ】General Motors Corp(GM)は、2010年までに急成長するインド乗用車両(passenger vehicles)市場の10％のシェアを獲得することを目指し、1250クロー(US$2.67億)を投じマハラシュトラ州Pune近郊Talegaonに当初年産4万5000台の第2工場を設ける。
インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥーが8月3／4日報じたところによると、GMとマハラシュトラ州政府は3日夕刻関係覚書に調印した。輸出志向型の新工場は、300エーカーの土地に設けられ、2009年までに稼働、3000人に就業機会を提供する。
グジャラート州Halolの既存工場の年産能力を6万台から8万5000台に拡張中のGMは2007年上半期に小型乗用車(car)、Chevrolet Spark(1000ccｶﾞｿﾘﾝ･ｴﾝｼﾞﾝ搭載)を発売する計画だ。Chevrolet Sparkの製造は当初旧工場で手掛けられ、その後新工場に移される。新工場の年間3万5000台のキャパシティーを小型乗用車の製造に振り向ける。
これまでにインドに140億ルピー(US$2.99億)を投資したGMは、昨年、Daewooのインド乗用車工場の買収計画を放棄した際、小型乗用車を製造するため、Halol工場を拡張するか、新工場を建設する方針を明らかにしていた。
GMはインドでセダン：Chevrolet Aveo／Optra／Corsa／Corsa Sailと、多用途車(multi-utility)Chevrolet Taveraを製造、2006年を通じて5万台の販売を目指している。
インドの乗用車両市場は2010年までにほぼ2倍の200万台に拡大する見通しだ。同市場の3分の2以上を占める小型乗用車市場はスズキ子会社のMaruti Udyog Ltd(MUL)と韓国企業Hyundai Motor Coにより支配されている。インド第3の乗用車メーカー、Tata Motors Ltd(TML)はイタリアのFiatと手を組み乗用車／エンジン／トランスミッションを製造する計画を明らかにしている。