2006-08-07 ArtNo.38229
◆Usha Martin、US$2.56億投じ特殊鋼製造能力拡張
【コルカタ】特殊鋼及び鋼索(wire rope)製造のUsha Martin Ltd(UML)は1200クロー(US$2.56億)を投じ、ジャールカンド州Jamshedpur工場における特殊鋼製造能力を現在の年間32万トンから3~4年内に100万トンに拡大する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月3日報じたところによると、UMLのB.K. Jhawar会長は年次総会後記者会見し、以上の計画を語った。それによると、今会計年度中に年産能力を先ず36万トンに拡大する。
生産した100万トンの特殊鋼の内60万トンは自動車及びエンジニアリング会社に供給、残りの40万トンは社内で鋼索(wire rope)や素線(wire)の原料として使用する。1200クローの内200クロー(US$4273万)は国際預託証券(GDR)とプロモーターに対するワラントの発行を通じて調達した。また500クロー(US$1.07億)は内部余剰金で賄う。残りの500クローの調達に関してはまだアレンジしていない。
設備拡張を決めたのは、鉱山リンケージの努力が実を結びつつあるためで、鉄鉱山は既に操業、炭坑も今年末までに稼働する。
米国ヒューストンの年産6000トンの鋼索工場は今年12月に稼働する予定で、同社は間もなく世界最大の鋼索メーカーになる見通しだ。ヒューストン工場の年産能力は追って2万4000トンに拡大される。
UMLの今年第1四半期の連結純益は前年同期の19クロー(US$406)から27.73クロー(US$593万)にアップ、同社は2006年3月期年度に55%の配当を行うことを決めた。
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