【コルカタ】国営Oil and Natural Gas Corporation(ONGC)がグジャラート州Dahejに1万5000クロー(US$32.05億)を投じて建設を計画する石油化学コンプレックスに多くの外国企業が参加を希望している。
エコノミック・タイムズが8月3日報じたところによると、石油/天然ガスの探査開発を中核とするONGCが石油化学ビジネスに進出する登竜門とも言える同プロジェクトは、2週間ほど前に催された石油天然ガス省のハイレベル会議で検討に付され、承認された。同会議にはONGCのRS Sharma会長代行兼MDの他、M.S. Srinivasan次官に率いられる石油天然ガス省のオフィシャルらが出席した。
ONGCは、席上、外国企業の中のあるものは技術移転を行う意向を表明、一部のものは製品の100%買い取りを提案していると指摘した。石化コンプレックスはDahejの特別経済区(SEZ)内に設けられることから、こうした提案、取り分け製品の買い取りは重要な意味を持つ。石油天然ガス省はこうしたことからプロジェクトを承認する方針を決めた。石油天然ガス省は当初、地元プレーヤーがプロジェクトの主体になるべきだと考えていた。Dahej SEZはONGCとグジャラート工業開発公社(GIDC:Gujarat Industrial Development Corporation)が合弁で開発する。
一部の潜在的な外国パートナーとの交渉は大詰めを迎えており、ONGCは今月末までに外国パートナーを決めるものと見られる。ONGC幹部は外国企業と交渉を進めていることを確認したものの、交渉相手の社名を明らかにすることを避けた。