SEAnews 2006-08-04 ArtNo.38215

【バンガロール】三洋と地元BPLグループの50：50の合弁会社Sanyo BPL Pvt Ltd(SBPL)はRelianceグループと小売り領域で提携する交渉を進めている。
ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルド、ザ・ヒンドゥーが8月3日伝えたところによると、SBPLの大嶋啓示社長兼COOは2日以上の消息を語った。
Reliance Industries Limited (RIL)は最近、株式資本1万クローの(US$22.41億)の完全出資子会社Reliance Retail Limited(RRL)を設け、向こう4年間に小売り事業に2万5000クロー(US$56.02億)を投資する計画を明らかにした。大嶋氏によると、SBPLはRPLのOEMパートナーを務める計画だ。親会社の三洋はWal-Mart世界ビジネスのOEMパートナーを務めており、この方面のノーハウを有する。とは言えSBPLはRelianceと様々な提携の可能性を話し合っている。
カラー・テレビジョン(CTV)のマス市場とニッチ市場の開拓を目指す三洋／BPLドゥアル・ブランド戦略は奏功し、SBPLは今や三洋製家電製品のボリューム販売を目指している。Sanyo Indiaは、近い将来三洋の全製品をインド市場に紹介する。今年初に営業を開始して以来、これまでにCTV3万台を販売、同市場の4％のシェアを占めたSBPLは、2006年12月までに6％、2007年3月までに7％、3年内に16％に同シェアを引き上げることを目指している。インドでは今年通年で1000万ユニット近いCTVが販売されるものと見られる。現在国内に5500店の小売り網を有するSBPLは、2007年3月までに同ネットワークを1万2000店に拡大することを目指していると言う。