2006-08-02 ArtNo.38203
◆Reliance、西ベンガル州都市ガス計画を中央政府に提出
【ニューデリー】Reliance Industries Limited(RIL)は西ベンガル工業開発公社(WBIDC:West Bengal Industrial Development Corporation)と共同で、2500クロー(US$5.34億)を投じ西ベンガル州の4つの市と町にガスを供給する同州初の都市ガス供給計画(city gas distribution project)を立案した。
インディアン・エクスプレスが7月29日報じたところによると、RILは7月24日石油天然ガス省に以上の計画を提出した。それによると、これら4市町とはKolkata/Midnapur/North 24 Parganas/Bardhamanで、これら4地区の商工業、家庭、自動車産業等が必要とするガスの量は1日当たり400万標準立方メーターと見積もられる。ガスはRILが経営するオリッサ州沖合Mahanadi海盆NEC-25ブロックで採取する。同鉱区の天然ガス予想埋蔵量は8兆2000億立方フィートで、開発は2008-09年にスタート、2009年初からコルカタ市場への供給が開始される。
RILは、これ以前にアンドラプラデシュ州の6都市にガスを供給する計画を発表している。こちらのコストは5000クロー(US$10.68億)と見積もられ、アンドラプラデシュ州沖合Krishna Godavari(KG)海盆のガスが用いられる。
NEC-25ブロックで採取したガスは、オリッサ州Basudebpurの上陸点から西ベンガル州のHowrah/ Haldia両地までパイプラインを敷設して輸送する。パイプラインは傘下のReliance Gas Pipeline Infrastructure Limited(RGPIL)が敷設する。同パイプラインは沿線の主要産業にもガスを供給、『2006年石油天然ガス監督局法(PNGRB:Petroleum and Natural Gas Regulatory Board Act, 2006)』の規定に基づきサード・パーティーの利用にも供される。
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