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2006-07-28 ArtNo.38169
◆AMDのATI買収はインド業務に無影響?
【バンガロール】Advanced Micro Devices Inc(AMD)が54億米ドルでATI Technologiesを買収したのに伴い、両社のインド業務に如何なる影響が生じるか注目されている。
エコノミック・タイムズが7月25日伝えたところによると、AMDはカルナタカ州Bangaloreにデザイン・センターを、ATIはアンドラプラデシュ州Hyderabadに研究開発(R&D)センターを、それぞれ設けている。合併の詳細は不明だが、両社はインドで異なる領域の業務を手掛けていることから、こうした業務が合併後もこれまで通り続けられる可能性が大きい。
AMDはそのステートメントの中で、マイクロプロセッサー領域におけるAMDの強みと、グラフィック/チップセット/消費者用電子工学領域におけるATIの強みを合体することにより、プロセッシング・パワーハウスを創造することができると述べている。AMDによると、両社の合併は90~120日で完了する。
ATI Technologies IndiaのDasaradha R Gude重役(MD)によると、合併はビジネスの成長を加速し、インド業務の拡張をもたらすものと見られる。両社は補完関係を成し、重複するものがないため、合併後、より大きな市場の開拓が可能になる。
2004年にバンガロールにエンジニアリング・センターを設けたAMDは現在100人近いインド・スタッフを要し、3~4年内に150~200人に増員する計画だ。
ATIのハイデラバード・センターは北米のものを除けば、同社にとって最大の規模を有し、テーラー・メードのデジタル・マルチメディア・ソリューションを提供している。今年初、インドにおける投資額を現在の5000万米ドルから5年内に7500万米ドルに拡大すると発表した同社は、ハイデラバード・センター内に2つのラブを増設、人員も現在の175人から12ヶ月以内に500人に増員する計画だ。2つのラブはデジタル・テレビジョンとオーディオ・ソリューションを手掛ける予定だ。
ATIはパーソナル・コンピューター(PC)/ゲーム・コンソール/携帯電話/デジタル・カムコーダー/高精細度テレビ等のためのグラフィック処理装置を製造しており、これに対してAMDはPC/サーバー/ラップトップ用プロセッサーの開発製造を手掛けている。
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