【ニューデリー】TVS Motor Company(TVSMC)の2005-06年度モーターサイクル販売台数は前年比32%増の23万3000台と、業界平均の24%を上回ったもののコスト上昇がボトムラインに影響、業績改善にはつながらなかった。
エコノミック・タイムズが7月26日報じたところによると、ライバルのBajaj Auto Ltd(BAL)やHero Honda Motors Ltd(HHML)のアグレッシブな拡張により市場シェアも13%と、前年に比べ80ベイシス・ポイント拡大したにとどまった。売り上げの増加は主にStarcityとApache、2モデルにより牽引された。ApacheはBALのPulsarに次ぐ125-150ccセグメントのナンバー・ツーにランクされ、マージンも良好だが、2005年末に発売されたことから、通年のインパクトは2007年に明らかになる。しかし新製品投入に伴うコスト増とインプット・コストの上昇が収益を圧迫した。
150ccセグメントでは、HHMLが攻勢に転じている他、Honda Motorcycle and Scooter India Pvt Ltd(HMSI)/Yamaha/Suzukiも生産を拡大している。
ヒマチャルプラデシュ州とインドネシアにおける三輪車工場は2006-07年第4四半期に稼働する。三輪車事業はトップラインの成長に寄与し、税制優遇措置が認められたロケーション上のメリットも望める。しかし他のプレーヤーも同セグメントのパイ獲得を目指しているため、楽観できないと言う。