2006-07-28 ArtNo.38167
◆Tata-Fiat、車/エンジン/トランスミッションを合弁製造
【ムンバイ】Tata Motors Ltd(TML)とFiat SpAは、インドで国内と海外市場向けに乗用車両(passenger vehicles)/エンジン/トランスミッションを合弁製造する覚書を交換した。
ザ・ヒンドゥー、エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、インディアン・エクスプレスが7月26日報じたところによると、マハラシュトラ州Pune近郊RanjangaonのFiat工場で合弁事業を手掛ける。同工場の年間キャパシティーは乗用車(car)10万台、エンジン/トランスミッション25万ユニット。
Fiatは同合弁計画の下、Fiat Grande PuntoやFiat Sedanの新モデル等、B/Cセグメントのプレミアム・カーや小型ディーゼル・エンジンを製造する計画だ。
TMLのRavi Kant重役(MD)によると、これは対等出資合弁だが、投資額等の詳細は今後詰められる。TMLのプネー工場は既に飽和状態に達しており、合弁計画の下、FiatのRanjangaon工場のキャパシティーを拡張するのはグッド・アイデアと言える。
FiatとTMLはまた、向こう60日間にラテン・アメリカにおける工・商業的協力問題を研究することで合意した。多用途車(utility vehicles)やピックアップ等、異なる車両に関わる協力や、アルゼンチンのCordobaに設けられたFiat工場の利用の可能性が探られる。製造された製品はラテン・アメリカや他の海外市場でFiat/Tata両ブランドで販売される。TMLはラテン・アメリカにプレゼンスを有しないが、Fiatは取り分けブラジルに強力な事業基盤を有すると言う。
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