【ハイデラバード】ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM:National Association of Software and Service Companies)は、セキュリティー問題に対処し、サイバー・ポリスを育成する狙いから、マハラシュトラ州Mumbaiと同州Thaneの既存施設に加え、新たに3つのサイバー・ラブ(cyber lab)を設ける計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月21日伝えたところによると、Nasscomに在籍するインド警察サービス(IPS:Indian Police Service)のNandakumar Saravade部長(Cyber Security and Compliance担当)はNASSCOMが主催したセミナーの会場で記者団に以上の消息を語った。それによると、新ラブはマハラシュトラ州Pune、カルナタカ州Bangalore、アンドラプラデシュ州Hyderabadに設けられる。
プネーとバンガロールのラブの準備は進捗しており、Nasscomは目下IT業界やインド銀行協会(IBA:Indian Banks Association)と、ハイデラバード・ラブの設置交渉を進めている。これらのラブはサイバー犯罪を手掛ける現場の警察官に訓練を施す。ラブは公共民間協力(public-private partnership)方式を通じて経営される。バンガロール・ラブのスポンサーはCanara Bankが務めており、ハイデラバード・ラブに関してはState Bank of IndiaとAndhra Bankにスポンサーを依頼していると言う。