SEAnews 2006-07-24 ArtNo.38140

【ムンバイ】アンドラプラデシュ州Hyderabad拠点のDeccanグループが経営する航空貨物輸送会社Flyington Freightersは、Boeing社と10億米ドルでBoeing 777-200貨物機4機を購入する契約に調印、今年末までに国際航空貨物便事業に参入する。
エコノミック・タイムズとビジネス・スタンダードが7月19／20日伝えたところによると、関係契約はロンドンで催された『Farnborough International Airshow』の会場で調印された。積載重量各103トンの航空機は2009年に引き渡される。
Flyington Freighters社のDeepak Parasuraman重役(MD)によると、同社は別途ボーイング社とウェット・リース契約を結び乗務員や保守サービス付きMD-11航空機6機を調達、今年末から国際航空便サービスを開始する。来年初にはさらに航空機が追加される。ハイデラバードを貨物輸送ハブとし、中国／香港／日本／マレーシア／西アジア／ロスアンゼルス／ニューヨーク／欧州等への輸送サービスを手掛ける。金融会社と航空機のリース契約交渉を進めている。当初の必要投資額は5000万米ドルと見積もられ、同額はプロモーターが拠出する。現時点で私募は計画していないと言う。
地元企業ではBlue Dart Aviationが唯一国際航空貨物輸送サービスを手掛けているが、今年8月にはクーリエ会社First Flightも航空機3機を用いて国際便サービスを開始する予定だ。