SEAnews 1995-11-07 ArtNo.3814

【シンガポール】ＩＣＩポリウレタンズは230万Ｓドルを投じてジュロンに設けたポリウレタン研究開発センターをオープンした。
ＩＣＩポリウレタンズ・アジア・パシフィックのデービッド・スパロー地域業務担当課長によると、国家科学技術局(NSTB)の企業研究奨励計画(RISC)の支援下に設けられた同センターはグループの地域本部として、オーストラリア、上海、台湾、日本、インド、バンコク、マレーシア、パキスタンの顧客に奉仕するとともに、同グループがベルギーに設けた国際研究ラボや欧米の研究開発センターからアジア太平洋地域に移転される最新技術の中継基地の役割を担う。またＩＣＩグループのスタッフだけでなく、域内顧客のための訓練センターとしても機能する。同社がアジア太平洋地域にこの種の施設を設けるのは初めてのことで、隣接するＩＣＩ塗料工場内の研究施設に取って代わる。2000平米のセンターにはＣＦＣフリーの断熱フォームやフレキシブル・フォームを製造する設備等が据え付けられた機械ホール、化学的／物理的検査施設等が設けられ、20人の技術人員が勤務する。同スタッフは向こう5年間に2倍に増員されると言う。(ST:11/6)