2006-07-21 ArtNo.38128
◆Deepak Fertilisers、オリッサ州に硝酸・硝安工場建設
【プネー】マハラシュトラ州Pune拠点のDeepak Fertilisers and Petrochemicals Corporation (DFPCL)は、オリッサ州Paradipに硝酸と硝酸アンモニウムの新工場を建設する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月19日報じたところによると、DFPCLのS.C. Mehta副会長兼MDは年次総会後記者会見し、以上の計画を明らかにした。それによると、50エーカーの用地の取得を図っている。プラントの年産能力は30万トンで、内10万トンは輸出し、東南アジア等の需要に応じる。
DFPCLはマハラシュトラ州Mumbai近郊Talojaに年産9万トンの硝酸アンモニウム工場を擁し、完全出資子会社Smartchem Technologiesもアンドラプラデシュ州とグジャラート州に合計年産能力5万トンの2工場を有する。
今年第1四半期の純売上げは前年同期の138.27クローから166.67クロー(US$3607万)に20.6%、純益は同22.62クローから24.79クロー(US$536万)に9.6%、それぞれ拡大した。
DFPCLは、90クロー(US$1948万)を投じJawaharlal Nehru Portに1万5000トンのアンモニア貯蔵タンクを建設する。16ヶ月後の稼働を目指している。既存工場施設は依然としてアンモニアを原料として用いている。しかし同社の第1原料はガスで、今年上半期にDahej-Uranパイプラインが完成すれば、Taloja工場の原料供給が大幅に改善される。ガス/アンモニアの供給不足から目下、設備の30~35%が遊休している。
今月末までに150クロー(US$3246万)を投じて設けた年産7万トンのイソプロピル・アルコール(IPA:isopropyl alcohol)工場が稼働する。新工場は製薬/農業化学/特殊化学業界の需要に応じる。同プロジェクトは操業初年度に約200クロー(US$4328万)の売上げをもたらすものと見られる。
DFPCLは、農業ビジネス進出のパイロット・プロジェクトとして、マハラシュトラ州に2センターを設けた。両センターは水、土壌、プラントの検査、穀物滋養管理等を通じて農業関連の総合的サービスを提供する。果実と野菜、取り分けポテト、トマト、ブドウに照準を合わせると言う。
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