2006-07-21 ArtNo.38127
◆Essar、Vileにおける1千MW発電プロジェクトに関心
【ムンバイ】Tata Power Company Ltd(TPC)はマハラシュトラ州Raigad県Vileに輸入石炭ベースの1000MW(メガワット)火力発電所を設ける計画を放棄したが、Essarグループが州政府に同プロジェクトを手掛ける意向を表明した。
インディアン・エクスプレスが7月20日、消息筋の言として報じたところによると、Essarグループはマハラシュトラ州政府とVile発電計画覚書を取り交わし、必要な手続きに着手した。
TPCはVileプロジェクトのコストを4000クロー(US$8.656億)と見積もったが、ロジスティクス問題からこれを放棄、代わりにRaigad県Bhalにやはり4000クローを投じて1000MWの発電所及び輸入石炭の荷役埠頭を建設する方針を決めた。
TPC筋によると、昨年4月4日に州政府とVileプロジェクトに関わる覚書を交換した。しかし陸揚げした輸入石炭を発電所まで鉄道で輸送せねばならず、電力コストを押し上げる。これに対して海辺のBhalでは陸揚げした石炭を直ちに利用できる。Vileの用地は州政府が所有しており、Bhalのそれは民有地と政府所有地のミックスから成るが、この点を配慮しても、Bhalの立地条件はVileに勝っていると言う。
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