2006-07-19 ArtNo.38108
◆Bajaj Auto、インドネシアで来月から三輪車の製造開始
【プネー】地元二輪/三輪車メーカー、Bajaj Auto Ltd(BAL)がインドネシアに設けた合弁会社Pte Bajaj Auto Indonesia(BAI)が、インドネシア政府の認可を得、8月から三輪車の組立を開始する。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダードが7月15/16/17日伝えたところによると、BALのSanjeev Bajaj重役(ED)は15日に催された年次総会の席上、以上の消息を明らかにした。それによると、1250万米ドルを投じて設けた工場はCKD(completely knocked down)キットから三輪車1万台、モーターサイクル10万台を製造する年産能力を備える。今会計年度第3四半期までにモーターサイクルの組立も開始する。Pulsarレーンジやより大型のエンジンを搭載したハイ・エンド・バイクを製造する。BAIには地元金融コンサルタント・グループのBoentaroが5%出資、残りの95%をBALが引き受ける。投資額は最終的に5000万米ドルにまで拡大される。三輪車は、圧縮天然ガス(CNG)ベースのものと、それ以外のローカル・コンディションをベースにしたものを製造、ジャカルタには専らCNGベースの製品を供給する。何れも乗用三輪車で、BALは既にディラー網を設けている。
ステップスルーが主流のインドネシア二輪車市場の規模は年間約400万台で、石油が値上がりする前の昨年は500万台に達していた。現地におけるコンポーネントの調達を徐々に増やし、重要部品のみをインドから供給する。納入業者の大部分は既に選考済みと言う。
ナイジェリアで4週間ほど前からモーターサイクルの販売を開始したBALは、これまでに400台を販売。過去5年間にわたり輸出を続けているコロンビアでは、BALはトップ・モーターサイクル・ブランドになっている。パキスタン市場の開拓については、南アジア地域協力連合(SAARC)自由貿易協定(SAFTA:Saarc Free Trade Agreement)協議が決着するのを待っている。
今会計年度第4四半期からモーターサイクルPulsarの輸出を開始するが、2つの変形モデルを共に輸出するか否かはまだ決めていないと言う。
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