2006-07-19 ArtNo.38102
◆SAIL、Bokaroに年産500万トンの新プラント建設
【ボカロ】Steel Authority of India Ltd(SAIL)は、韓国企業PoscoやMittal Steelの大型プロジェクトに抗して国内市場における指導的地位を維持する狙いから2万クロー(US$43.28億)を投じてジャールカンド州Bokaroに年産500万トンの新鉄鋼プラントを建設する。
エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥーが7月17/18日報じたところによると、Bokaro Steel Plant(BSP)幹部は17日以上の計画を明らかにした。それによると、BSPの既存サイトにおける新プラントの建設計画は間もなくSAIL取締役会に提出される。
SAILの既存計画では3万7000クロー(US$80.068億)が投じられ年産能力が現在の1450万トンから2011-12年までに2250万トンに拡大されることになっており、BSPの新プラントはこれに追加される。
BSPのV K Srivastava重役(MD)は以上の消息を確認する一方、「BSPは目下500クロー(US$1.082億)を投じて年産能力を現在の410万トンから2011-12年までに650万トンに拡張する計画に力を集中している」と語った。それによると、同計画が早期に完成するなら、年産能力をさらに800万トンに拡張する計画も促進される。最新技術の導入等も配慮すれば投資額は8000クロー(US$17.312億)に拡大する可能性がある。新プラントを設ける最終的方針は同拡張計画が完了後に下され、実行されるならBSPの年産能力は2020年までに1300万トンに達する。ちなみに国際戦略上、1000万トン以上の年産能力が理想的と言う。
BSPは自動車ボディー用鋼板やセメントの製造等、他社との合弁による新領域への投資も計画している。SAILは年産120万トンの自動車車体用鋼板製造施設の建設を計画しており、投資額は1600クロー(US$3.46億)で、28ヶ月で稼働する。目下のところはシャーシー用スチールのみを製造している。
BSPは年産200万トンのセメント・プラントを合弁で設けることを計画、Birla Cement/Jaiprakash group/Shree Cement/ACC/Lafarge/Grasim/Mysore Cement等と交渉を進めている。同交渉は3ヶ月以内に妥結する見通しで、BSPは26%出資する計画と言う。
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