【ニューデリー】今年6月の輸出は99億6708万米ドルと、昨年同月の71億1096万米ドルに比べ40％増加した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルドが7月15／16日、商工省商務部(Department of Commerce)経済局(Economic Division)商事情報統計総局(DGCI&S:Directorate General of Commercial Intelligence and Statistics)の個別暫定取引データ(Disaggregated provisional trade data)を引用し伝えたところによると、今年6月の輸入は昨年同月の111億123万米ドルから137億6386万米ドルに23.98％増加した。石油輸入は昨年同月比56％増の48億1760万米ドル、非石油輸入は同10％増の89億4000万米ドルを記録した。この結果、今年6月の貿易赤字は昨年同月の39億9000万米ドルから38億米ドルに縮小した。
今年第1四半期(2006/4-6)の輸出は前年同期の209億31万米ドルから276億7193万米ドルに32.40％増加した。今年第1四半期の輸入は前年同期の323億6013万米ドルから402億8128万米ドルに24.48％増加した。石油輸入は前年同期比39％増の131億2000万米ドル、非石油輸入は同9.6％増の271億5000万米ドルに達した。この結果、今年第1四半期の貿易赤字は前年同期の114億5992万米ドルから126億935万米ドルに増加した。
商工省オフィシャルによると、6月には工学品／石油製品／基礎化学品／電子製品／綿糸／繊維／既製服／胡椒／コーヒー／タバコ／カーペット／雲母／石炭／その他の鉱物等の輸出が顕著な伸びを見た。
Kamal Nath商工相によると、政府の諸施策の奏功、インド企業、取り分け輸出全体の75％を占める製造業の競争力向上が輸出の伸びに貢献したものと見られる。今年通年の輸出は1260億米ドルに達し、僅か3年で2倍に拡大する見通しと言う。