【ニューデリー】地元ソフトウェア・サービス会社HCL Technologies Ltdは、航空技術アウトソーシング市場における売上げの拡大を図る狙いから、英国で催される『Farnborough Airshow』にボーイングを含む航空事業関連顧客に対する同社のサービス内容を展示する計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月15日伝えたところによると、HCL欧州工学・航空事業部のMartin Hunt主任はステートメントの中で以上の計画を明らかにした。それによると、HCLのハイテック/製造業売上げの18%は航空産業部門からの収入で占められている。インド航空産業の目覚ましい成長と、航空業務のオフショア化に対する関心の高まりを背景に同比率は5年内に30%に拡大するものと予想される。
ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM:National Association of Software and Service Companies)は、インドにおける航空技術関連アウトソーシング市場規模が現在の1億5000万米ドルから4年内に10億米ドルに拡大すると予想している。
HCLは航空産業一級(Tier-1)企業のためのデザイン・センターを設置した。同センターには100~150人のエンジニアが勤務、サブシステムのオフショアリングを可能にする航空電子工学中核技術のセットを開発すると言う。