2006-07-14 ArtNo.38073
◆西ベンガル州政府、Reliance/SalimのSEZ開発に期待
【コルカタ】西ベンガル州政府は、港湾都市Haldiaにおける地元コングロマリットReliance Industries Ltd(RIL)の石油化学特別経済区(SEZ)開発とインドネシアの複合企業Salimグループの多目的SEZ開発に期待している。
ビジネス・スタンダードが7月13日報じたところによると、州政府筋は同紙に以上の消息を語った。それによると、州政府はハルディアに化学工業と製造業をベースにした2つのSEZを設ける方針を決め、Infrastructure Leasing and Financial Services Ltd (IL&FS)傘下のIL&FS Infrastructure Development Corporation Ltd(IIDCL)に両SEZのマスタープラン作成を委ねる見通しだ。
西ベンガル州工業部のSabyasachi Sen次長は、この点に関して「州政府は今のところ何れの企業ともSEZ開発に関する協定を結んでいない。ハルディアには『多目的(multiproduct)SEZ』と『石油・化学・石油化学投資地域(PCPIR:Petroleum Chemicals Petrochemicals Investment Region)』の開発が予定されている。したがってSEZ開発のプロモーターは2社以上になる可能性がある」と語ったが、RILにもSalimにも言及しなかった。
先の政府筋によると、これらのSEZはハルディアの250平方キロの土地に設けられ、各1万~1万2000エーカーの地域をカバーするものと見られる。
IIDCLのPradeep Singh氏によると、同氏は7月第3週にコルカタに赴き、西ベンガル州政府とSEZマスタープランに関して話し合うと言う。ちなみにIIDCLはHaldia Development Authority (HDA)と合弁で、Haldiaの物理インフラの整備を手掛けるHaldia Integrated Development Agency Ltd (Hidal)を設けている。
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