1995-11-06 ArtNo.3806
◆<馬>東京銀行、MIDAと協力し日本中小企業の進出促進
【クアラルンプル】バンク・オブ・トーキョー(M)Bhdは工業開発局(MIDA)と協力し、電気/電子産業支援部門の日本中小企業のマレーシア進出を促進する。
東銀と三菱銀行及びプライス・ウォーターハウスが共催した日本企業向け新年度予算案の説明会後、東銀(M)の角田重役(CEO)がマスコミに語ったところによると、新年度予算案は外人投資家にとって概してフェアーなもので、日本のマレーシア投資は今後増加する見通しだ。今回のセミナーでは外人労働者税の引き上げや労働力不足、労働集約産業から資本集約産業への移行等の問題が提起されたが、日本企業はマレーシアの経済/政治的安定や安全、比較的清潔な環境に満足しており、労働コストは2次的な懸念要因に過ぎない。全体としてマレーシアは今後も外資誘致面で国際競争力を維持できるものと見られる。また2~3年後には年間30万人の新規労働力の供給が見込まれ、労働事情の改善も予想される。しかし、大部分の日本中小企業は、海外進出にそれほど積極的ではないため、マレーシア政府は税制奨励措置や免税措置を提供する必要がある。同行は今後ジョホール・バル、イポー、マラッカ、ペナン及び日本の主要都市で同様なセミナーを実施する計画と言う。(NST,STAR:11/4)
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