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2006-07-12 ArtNo.38059
◆Sical、鉄鉱石ターミナル事業仮契約獲得
【チェンナイ】Sical Logistics Ltd(SLL)に率いられるコンソーシアムは9日、運輸省と見積もりコスト550クロー(US$1.19億)の鉄鉱石ターミナル・プロジェクト仮契約(letter of intent)を取り交わした。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月10日伝えたところによると、タミールナド州のEnnore港に鉄鉱石ターミナルと見積もりコスト100クロー(US$2164万)の埠頭を含む付属施設を建設するもので、工期は27ヶ月。完成後初年度に900万トン、2年目に1200万トンの鉄鉱石を処理する能力を備える。
SLL筋は、Bellary地区で採取された年間7000万トンの鉄鉱石の内6000万トンが輸出されることから、高い設備稼働率を維持するのは困難でないとしている。
SLL/Minerals and Metals Trading Corporation Ltd(MMTC)/Larsen and Toubro(L&T)の3社から成るコンソーシアムは特殊会社(SPV:special purpose vehicle)を組織して、プロジェクトを遂行する。SPVにはSLLとMMTCが合計89%、L&Tが11%出資、自己資本は150クロー(US$3246万)前後に成る見通しだ。
消息筋によると、L&Tは契約中の『連帯責任(jointly and severally liable)』条項に懸念を表明しているが、まだコンソーシアムから手を引く決断を下していない。SLL筋は、たとえL&Tがコンソーシアムから離脱しても、仮契約が破棄されることはないとしているが、その点は定かでないと言う。
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