SEAnews 2006-07-07 ArtNo.38041

【バンガロール】年商560億ユーロ、世界第3位の貿易／小売りグループ、Metro AGは向こう3～5年間に3億米ドルを投じてインド業務を拡張する計画だ。
ビジネス・スタンダードが7月6日伝えたところによると、Metro AGの現地子会社Metro Cash & Carry India(MCCI)のHarsh Bahadur重役(MD)は、同紙に以上の計画を語った。それによると、人口100万以上の少なくとも12都市にディストリビューション・センターを設ける計画で、先ずKolkata／Delhi／Chennai／Mumbai／Chandigarh／Hyderabad等の主要都市をターゲットにしている。各センターには、1500万～1800万ユーロを投資する。社内の不動産チームがこれら全ての都市における用地取得を図っている。適当な土地が手に入り次第、ディストリビューション・センターを設ける。カルナタカ州Bangaloreには250クロー(US$5448万)を投じ、既に2センターを設けている。今年11月にはアンドラプラデシュ州Hyderabadに第3のセンターがオープンする予定で、投資額はほぼ80クロー(US$1743万)と見積もられる。西ベンガル州Kolkataでも既に用地を買収しており、来年第4のセンターが設けられる。西ベンガル州には少なくとも5センターを設ける計画で、投資額は合計450～500クロー(US$9806万-1.0896億)に達する。
MCCIは大規模なサプライ・チェーン・ネットワークの構築を目指しており、様々なプログラムを準備している。新鮮な農産品や海産品に対する需要を高める啓蒙活動やアンドラプラデシュ州漁民の訓練も予定している。カルナタカ州の羊飼い1万8000人に対する訓練は既に完了し、2007年10月までにタミールナド州の羊飼い2万2000人を訓練する予定だ。現在、南部の海産品陸揚げ地23カ所で魚類を調達しているが、アンドラプラデシュ州漁業部に同様の認可を申請している。カルナタカ州Mangalore／タミールナド州Pazahar／Keechankupamには近代的な魚類競売センターを開設したと言う。