SEAnews 2006-07-07 ArtNo.38036

【ライプル】チャッティースガル州は2011年までに1万2000MW(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)の発電能力を加え、インド全国の電力ハブになる。
エコノミック・タイムズが7月5日報じたところによると、チャッティースガル州のRaman Singh首席大臣はこのほど以上の見通しを語った。それによると、チャッティースガル州の潜在的発電能力は10万MWにのぼり、向こう100年間の増大する国内電力需要に応じることができる。チャッティースガル州では公共民間両部門合わせて発電事業に今後4400億ルピー(US$95.88億)が投資され、これらの発電設備は2011年までに稼働する。
世界第6位の発電会社National Thermal Power Corp (NTPC)は、Bilaspur近郊Sipatに1300億ルピー(US$28.33億)を投じ2980MWの発電所を設け、2009年までに稼働させる。NTPCは既にKorba地区に2100MWの発電所を設けている。NTPC筋によるとSipatでは、第1期工事により1980MW(660MW x 3)、第2期工事により1000MW(500x2)の発電施設が設けられる。
中央政府は、Raigarh県に1600億ルピー(US$34.87億)を投じ4000MWのウルトラ・メガ発電所を設けることを計画している。
肥料協同組合Indian Farmers Fertiliser Cooperative Ltd (IFFCO)はチャッティースガル州電力局(CSEB:Chhattisgarh State Electricity Board)と74：26の合弁で450億ルピー(US$9.81億)を投じSurguja県に1000MWの発電所を建設する。
Jindal Steel and Power Limited (JSPL)はRaigarh近郊Tamnarに1600億ルピー(US$34.87億)を投じ、2008年の稼働を目指して1000MW(250x4)の発電所を設ける。
Essar SteelはやはりRaigarh付近に400億ルピー(US$8.72億)を投じ2010年の稼働を目処に1000MWの発電所を建設する。
この他、1ダースあまりの民間プレーヤーがそれぞれ計画案を提出しているが、1000MW以上のプロジェクトが歓迎されると言う。