2006-07-03 ArtNo.38011
◆Metro、西ベンガル州卸売り事業にUS$1億投資
【コルカタ】ドイツを拠点にする年商30万クロー(US$653.736億)の卸小売り大手Metro AGは、完全出資するMetro Cash & Carry India(MCCI)を通じて西ベンガル州で間もなくキャッシュ&キャリー・ビジネスを開始する。
ビジネス・スタンダードが7月1日報じたところによると、MCCIは西ベンガル州におけるキャッシュ&キャリー・インフラに450クロー(US$9806万)を投資するものと見られる。Metroの世界事業を担当するT Huegoner重役(CEO)は先週金曜(6/30)、西ベンガル州のBuddhadeb Bhattacharjee首席大臣と会談、プロジェクトの詳細を説明した。
MCCIは既にカルナタカ州Bangaloreに2つのキャッシュ&キャリー拠点を設けている。MCCIオフィシャルによると、同社は西ベンガル州に倉庫施設5棟を設ける計画で、1棟当たりの面積は7~10エーカー、コストは90クロー(US$1961万)弱と見積もられる。Kolkata市内Eastern Metropolitan Bypassに面したRuby hospital付近に最初の1棟を設ける。西ベンガル州におけるキャッシュ&キャリー・ビジネスのためだけで1500~2000人を雇用する。手掛ける商品の90%以上は農産品で、レストラン、ホテル、病院、小売店、大規模な事業所等に供給する。
Metroはこれ以前に西ベンガル州におけるキャッシュ&キャリー・ビジネスを2006年9月から開始すると発表しており、Heinrich O E Birr副社長(国際事業)はまた、世界市場向けの食品をインドでアウトソースする計画を明らかにしていた。Metroは、バンガロールとコルカタ以外にHyderabad/New Delhi/Mumbai/Chennai/Pune/Ludhiana/Chandigarh等の都市でキャッシュ&キャリー・ビジネスを手掛ける計画と言う。
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