1995-11-06 ArtNo.3801
◆<星>クリエイティブ、第1四半期にUS$660万純益回復
【シンガポール】地場サウンド・カード・メーカー、クリエイティブ・テクノロジーは9月末締め96年度第1四半期に660万米ドルの純益を回復した。
同利益は前年同期の1770万米ドルの2分の1以下だが、今年6月末締め4半期の2400万米ドルの純損失から立ち直りを見せている。売上も前4半期の2億7070万米ドルから2億9870万米ドルに拡大、1株益は8米セント。前年同期の1株益は20米セント、前四半期は27米セントの損失だった。
某アナリストによると、これによりクリエイティブの通年の純益は一般の予想通り8000万~8200万米ドルのレベルに達するものと見られるが、最近のリビール・コンピューター・プロダクツの買収で、純益が縮小する可能性も有る。クリエイティブは今月PC(パソコン)に3次元グラフィック機能を発揮させる3Dブラスター・カードを発表するが、新年度の業績は同製品に対する市場の反応に大きく依存している。第2四半期業績はクリスマス・シーズンの影響で上向く見通しで、もし新製品がヒットすれば第3四半期にも力強い回復が望めると言う。同社は今後デスクトップ・ビデオ・コンファランス製品や次世代サウンド・ブラスターの発表も予定している。(ST:11/5)
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