【ニューデリー】西部地区の今年初2ヶ月(2006/4-5)の電力不足(power deficit)は17%と、全国5地区中最悪で、西部地区の同期の工業生産は30%の落ち込みを見た。
エコノミック・タイムズが6月30日伝えたところによると、インド商工会議所協会(Assocham:Associated Chambers of Commerce and Industry of India)は『国内5地域の電力需給ギャップ(Gap between Power Requirement and its Availability of five regions of the country)』と題する報告書の中で以上のように指摘している。AssochamのAnil Agarwal会頭によると、年初2ヶ月の全国の電力需要は1138億6800万ユニット、これに対して供給は1016億6600万ユニットにとどまり全国の電力不足は平均10.7%だった。南部地区の不足は3.1%、東部地区は3.4%にとどまったものの、北部地区は12.5%だった。
州別に見ると、ウッタルプラデシュ州とジャム&カシミール州の不足は何れも23%を僅かに上回り、マハラシュトラ州は21.5%、マドヤプラデシュ州は20.9%と、極めて深刻な状況に置かれている。