2006-07-03 ArtNo.38001
◆Rico Auto、新製品と設備拡張にUS$2千万追加投資
【ニューデリー】ハリヤナ州Gurgaonを拠点に自動車と二輪車のコンポーネントを製造している日系Rico Auto Industries Ltd(RAIL)は、今会計年度、新製品と設備拡張に100クロー(US$2179万)を投じる。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月29日伝えたところによると、RAILのArvind Kapur重役(MD)はこのほど以上の計画を明らかにした。それによると、RAILは今年、その製品ポートフォリオにアルミ・エンジン・ブロックやヘッド等、付加価値コンポーネントを追加する。Railは関係技術の供与を受けるためイタリア企業Teksid Aluminiumとライセンス及び技術支援協定を結んだ。この種のコンポーネントは少数の日系企業が社内需要を満たすためインド国内で製造している程度で、ほとんど輸入に依存している。このため市場潜在性は極めて大きい。
RAILは最近またウォーター・ポンプとオイル・ポンプの製造面でドイツ企業Pierburgの技術支援を受けており、製品はMaruti Udyog Ltd(MUL)のディーゼル・エンジン・プロジェクトに供給される。MULは2006年末までにインドでディーゼル・エンジンの製造を開始する。Kolbenschmidtグループ傘下のPierburgはこの種の製品の指導的サプライヤーとして知られる。
これらコンポーネント製造事業への投資額はセールス・ボリュームに依存する。昨年度も拡張計画に140クロー(US$3051万)を投じたRAILは、こうした新製品が市場に投入されるのに伴い今会計年度の売上げが昨年度の678クロー(US$1.48億)から25%拡大するものと期待している。
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