【コルカタ】西ベンガル州政府が、電力部門の再編を実行するためには、West Bengal State Electricity Board (WBSEB)の1万クロー(US$21.79億)の負債を帳簿抹消する必要もありそうだ。
インディアン・エクスプレスが6月29日伝えたところによると、WBSEB幹部は同紙に以上の消息を語った。それによるとコンサルタント会社PricewaterhouseCoopers (PwC)は、再編計画に関わる提案書を既に提出している。PWCはWBSEBを発電部門と送配電部門に分割、さらにKolkata/Bardhaman/Midnapore/Behrampur/Siliguriの5ゾーンから成る送配電部門を各ゾーンごとに5社に分割するよう提案した。
また提案書はこれらの企業に如何なる負債も引き継がせてはならないとしている。とすれば州政府と中央公益事業体(central utilities)は、WBSEBに対する債権を抹消するか、株式に転換せねばならない。州政府は西ベンガル電力開発公社(WBPDC:West Bengal Power Development Corp)及び中央公益事業体からのWBSEBの借入を処分せねばならない。州政府は5000クロー(US$10.9億)、WBPDCは2800クロー(US$6.10億)、中央公益事業体は2200クロー(US$4.79億)の債権を有する。しかし州政府は、この点に関してまだ方針を決めていない。
PWCはまたWBSEB就業者の平均年齢を現在の53歳から45歳に引き下げるよう提案したと言う。