2006-06-30 ArtNo.37989
◆Royal Enfield、マネージメント・バイ・アウト協議
【ニューデリー】インドの地元二輪車メーカーの中で唯一350cc以上のバイクの製造を手掛けているRoyal Enfield Ltd(REL)の経営陣は、親会社のEicher Motors Ltd(EML)と戦略的持ち分の買い取り交渉を進めている。
インディアン・エクスプレスが6月29日伝えたところによると、RELのRL Ravichandran専務取締役(MD)とAnupam Thareja常務取締役(ED)はプライベート・エクイティー・ファンドと手を組みRELの支配権益買収を目指している。Ravichandran氏は再編計画が目下進められているが、現状では詳細を語ることはできないとしている。
英国で1892年に創設されたRELは114年の歴史を有し、欧州や米国を中心に全世界に愛好者を保持している。RELの2005-06年売上げは前年の163クロー(US$3552万)から182クロー(US$3966万)に拡大したものの、前年の0.66クロー(US$14万)の税引前利益から5.61クロー(US$122万)の赤字後退した。
最近トラクター部門と農業機器部門を売却したEMLは、REL権益を手放した後、商用車ビジネスに力を集中するものと見られる。しかし年商2000クロー(US$4.36億)のEMLとそのプロモーター、Vikram Lal一族はRELの一部権益を維持する見通しだ。
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