SEAnews 2006-06-28 ArtNo.37982

【ニューデリー】インドの年収15万ルピー(US$3269)未満の世帯から成るボトム・オブ・ザ・ピラミッド(BOP:bottom-of-the-pyramid)市場は82万7028クロー(US$1802.19億)と、国内総生産のほぼ4分の1を占める。
エコノミック・タイムズがデリー拠点の調査会社Indicus Analyticsと共同で実施した『インドBOP市場』調査によると、この内都市BOP市場が65万2412クロー(US$1421.68億)、農村BOP市場が17万4616クロー(US$380.50億)を占める。
インド初のBOP調査は県単位で行われ、農村と都市をカバーしている。都市BOP市場についてはトップ10都市が全体の20％のシェアを占めているものの、2％以上のシェアを占めたのは、Mumbai4.52％、Coimbatore 2.19％、Pune2.10％の3都市に過ぎなかった。1％以上のシェアを占めるものは14都市で、別に36都市が0.5％以上のシェアを占めた。トップ50都市が都市BOP市場全体の46.7％、トップ100都市が同63％を占めた。
農村BOP総額の単独で1％以上を占める市場は存在せず、0.5％以上のシェアを占めるものが6市場存在した。またトップ50市場が農村BOP市場全体の22.8％のシェアを占めた。