SEAnews 2006-06-26 ArtNo.37965

【バンガロール】Advanced Micro Devices Inc(AMD)は、向こう18ヶ月間にインドにおけるエンジニアの数を2倍の200人に増員、売上げの拡大も図る。
エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月22／23日伝えたところによると、AMD IndiaのAjay Marathe社長は22日、以上の計画を語った。カリフォルニア州Sunnyvale拠点の世界第2位のチップ・メーカーは、カルナタカ州Bangaloreに半導体デザイン・チームを擁する。現在100人のハードウェア・エンジニアは、ソフトウェア及びアライアンス・マネージメント(alliances management:知識統合のためのパートナーとの協働)の他、最新チップのデザインも手掛けている。AMDはプラットフォーム・エンジニアリングと研究開発(R&D)の他、バンガロール・センターのセールズ＆マーケッティング・チームも強化する。
市場調査会社IDCの統計によれば、インド・デスクトップ市場におけるAMDの2006年1－3月期のシェアはコンピューターの普及を背景に23％に達した。これは2005年10－12月期を50％上回る。インドにおける2006年のAMDの売上げの伸びは、市場全体の伸びの2～3倍に達する見通しだ。
このほどAMDが披露したソケットAM2シリーズのプロセッサーは、Windows Vistaユーザーがバーチャライゼーション(virtualisation:単一のPC上において異なるOSを走らせる)等の新機能を応用するのを可能にする。AMDはまた電力消費を最大40％節約できる省エネ・プロセッサーを紹介した。この他、Vertex Techno Solutionsを用いたデジタル・ホーム・エンターテイメント・プラットフォーム『Live!』もバンガロール市場に投入された。2006年下半期にはラップトップ『AMD Live Mediacenter』を発売する予定と言う。