【ニューデリー】インド政府は、東北地区の豊富な自然資源を開発し、東南アジア市場に輸出するルック・イースト政策の一環として、近い将来東北地区全体を特別経済区(SEZ)に指定する計画だ。
Manmohan Singh首相はこのほど請願書を提出した東北地区学生機構(NESO:North-East Students' Organisation)代表団に以上の方針を語った。
デカン・ヘラルドが6月23日伝えたところによると、東北7州学生の頂上組織NESO代表団は21日、野党リーダーL K Advani氏及びShivraj Patil内相と会談後記者会見し以上の消息を明らかにした。それによるとシン首相との会談は17日に行われ、その席上首相はまた、土地と天然資源の権利を保証する特別な法的地位(special Constitutional status)を東北地区に与えることを約束した。
NESOのSamujjal Bhattacharjya議長とN S N Lotha書記長によると、これはNESOの主要な要求の1つで、東北地区は天然資源に恵まれているにも関わらず、住民は貧困生活を強いられている。特別な法的地位が認められて初めて状況は改善する。
一方、Patil内相は、東北地区のための特別経済パッケージを準備しており、閣議承認を得た上でその詳細を発表すると代表団に告げた。
この他、代表団は、東北地区の全ての反乱軍との和平実現、高等教育の普及、軍政(AFSPA:Armed Forces Special Power Act)の廃止、青年のための就業機会創出、各州間の境界紛争の解決等を要求したと言う。