2006-06-23 ArtNo.37945
◆繊維業界、2010年までにUS$152億投資達成に自信
【ニューデリー】インド繊維業界は、『技術向上基金スキーム(TUFS:Technology Upgradation Fund Scheme)』下の承認額が2002-03年~2005-06年の間に毎年倍増していることから2010年までに目標とする7万クロー(US$152.54億)の投資は実現できるものと楽観している。
インディアン・エクスプレスが6月20日伝えたところによると、以上の目標が実現されるなら繊維業界の2002年以来の累積投資額は14万クロー(US$305.08億)に達する。
1999年4月1日に導入されたTUFSの下、繊維業界の近代化投資の50%までの借入利子が補助される。TUFSの利用は2001~2003年の間に1320クロー(US$2.88億)から1438クロー(US$3.13億)に2年で8.9%増加したに過ぎなかったが、2002-03年から2003-04年の間には1438クローから3289クロー(US$7.17億)に128%、2004-05年には123%、2005-06年には104%の伸びが記録された。これまでの認可額は合計2万8428クロー(US$61.95億)に達している。業界筋は、「消費税制の合理化と貿易割当制の撤廃がシナリオを一変させた」とし、こうした傾向が続くなら7万クローの投資目標は2010年の遙か以前に達成されると予想している。
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