【ティルバナンタプラム】過去12日間にわたり小康状態を見せていた南西季節風は21日、インド南端で勢力を挽回、向こう4~5日間インドの広い範囲で降雨が記録される見通しだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月22日伝えたところによると、全国中期天気予報センター(NCMRWF:National Centre for Medium Term Weather Forecasting)のJ.V. Singh予報官は21日以上の見通しを明らかにした。
雨不足に悩まされていたマハラシュトラ、アンドラプラデシュ、チャッティースガル等の一部の地域の状況は改善したものの、勢力が弱まり、向こう3日間ほど消失も予想される上層の東風の見通しは決して良好とは言えない。とは言え上層の東風と下層の西風が妥当な速度で交差するなら、雨期の残りの降雨が期待できる。
向こう5日間にはマドヤプラデシュ東部、チャッティースガルの残余地区、ビハール、ウッタルプラデシュ東部にモンスーンが到達するものと見られる。
通常モンスーンの北部上限は6月20日までにマハラシュトラ、テランガナ、ラヤルシーマ、ウッタルプラデシュ東部、チャッティースガル、マドヤプラデシュ東部、大部分のウッタルプラデシュ西部、ラジャスタンの一部をカバーするはずだが、中央及び北部インドの大部分の地区ではモンスーンの到来が1週間から10日遅れていると言う。