2006-06-21 ArtNo.37935
◆農産品/化学品等の好調で昨年の輸出成長率23%マーク
【ニューデリー】第5次五カ年計画の4年目に当たる昨年(2005-06)の輸出総額は、全体の67%を占める農産品/化学品/工学品/繊維等の伝統品目と石油製品等の非伝統品目の良好なパフォーマンスに支えられ、ドル建てで前年比22.97%増の1027億2510万米ドルを記録した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月17日、商工省商務部(Department of Commerce)経済局(Economic Division)商事情報統計総局(DGCI&S:Directorate General of Commercial Intelligence and Statistics)の個別暫定取引データ(Disaggregated provisional trade data)を引用し伝えたところによると、昨年の輸出総額は初めて1000億米ドルの大台を突破した。石油製品輸出は1150億米ドルと輸出全体の11.21%を占めた。とは言え石油製品の輸入は前年比31%増の440億米ドルに上った。農産品輸出は前年比17.71%増の74億789万米ドル(7.21%)、化学品は同17.85%増の155億1410万米ドル(15.10%)、工学品は同24.61%増の191億6882万米ドル(18.66%)、繊維製品は同17.71%増の152億599万米ドル(14.80%)を記録した(括弧内は輸出総額に占める比重、以下同様)。
地域別輸出額を見ると、アジア・オセアニア向けが前年比20.57%増の482億2208万米ドル(47%)、西欧向けが同25.96%増の245億6310万米ドル(23.91%)、南北アメリカ向けが同26.06%増の211億9320万米ドル(20.63%)、アフリカ向けが同28.12%増の71億3866万米ドル(6.95%)だった。
輸出額トップ15カ国の国別成長率を見ると、韓国向けが75%と最高で、以下オランダ53%、スリランカ43%、英国40%、シンガポール39%と続く。
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