【ニューデリー】インドの製造業は2010年までに年間1000億米ドルの輸出売上げを稼ぎ、2500万人の就業機会を創出する見通しだ。
エコノミック・タイムズが6月13日報じたところによると、インド商工会議所協会(Assocham:Associated Chambers of Commerce and Industry of India)の『製造業:インドの成長の機関車』と題する報告書は以上のように予想している。それによると製造業輸出は現在の500億米ドルから2010年までに2倍に拡大するものと見られる。製造業務や製品/コンポーネントを低コスト諸国からアウトソースする世界的潮流がインドに恩恵をもたらし、例えば繊維産業領域は、現在約3500万人の就業者を擁するが、4年内に新たに900万~1000万人の新規就業機会が創出されるものと見られる。
しかし公共部門製造業の製造コストを削減し、インフラ面のボトルネックを除去しないなら、取り分け東南アジア諸国連合(ASEAN)に対する低競争力に悩まされ続けることになると報告書は警鐘している。