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2006-06-14 ArtNo.37889
◆Reliance、デリー/ムンバイのGSM電話営業申請
【ニューデリー】Anil Ambani氏に率いられるReliance Communications Ventures Ltd (RCVL)は電信局(DOT:Department of Telecom)に、Delhi及びマハラシュトラ州MumbaiにおけるGSM(Global System for Mobile)ベースのセル式電話サービスを行うための周波数帯の割当を申請した。
デカン・ヘラルドが6月12日報じたところによると、Reliance幹部は以上の消息を確認するとともに、「これはCDMA(code division multiple access)/GSM双方の技術をベースにしたサービスを提供して成功したChina Unicomに倣ったもので、RCVLの長期的戦略の一環でもある」と語った。
それによると、CDMA業界が直面する周波数帯不足もGSM方式採用を決めた理由の1つと言える。CDMAサービス業者は15社存在するに過ぎないが、一部のサークルでは既に周波数帯の利用が限界に達しつつある。加えて周波数帯政策立案の遅れが、ビジネスの成長を阻害している。このため統一アクセス・サービス・ライセンス(UASL:unified access service licence)スキームの下にGSMサービスを手掛ける方針を決めた。
もしRelianceの申請が認められるなら、GSM業者に認められた1800MHz帯域中の5MHz帯域1ペアを手に入れることができる。現在4社がGSMサービスを提供しているが、これらの既存業者は限られた無線周波数帯を新たにもう1社とシェアせねばならなくなる。市場観測筋によると、国軍は45MHz周波数帯域を商業用途に開放しつつあり、Relianceは同帯域の利用を目指しているものと見られる。
またRelianceの申請が認められるなら、インドにおいてGSM/CDMA技術のスイッチを行う最初の例になる。国際的にはChina Unicomと米国のAT&Tがこの種のスイッチを行っている。
RelianceはTata Teleservicesとともに、過去6年にわたりWLL(wireless in local loop)技術の制限問題から第3世代(3G)技術の周波数帯問題に至るまで、様々な政策課題を巡りGSM業者との論争をリードして来た。Relianceは2000万人近いCDMAサービス契約者を保持している。同社はコルカタ/西ベンガル/マドヤプラデシュ/オリッサ/ビハール/東北地区の6サークルにおいて既にGSMサービスを手掛けているものの、CDMAサービスを中核として来た。
Relianceは今回、デリーとムンバイの2サークルのみのGSM帯域を申請しているが、今回の申請が認可されれば、他のサークルでも同様の申請を行うものと見られる。
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