2006-06-14 ArtNo.37879
◆延期はAmbani氏の都合、ソニア女史とは無関係:首席大臣
【チェンディガル】ハリヤナ州のBhupinder Singh Hooda首席大臣は12日記者会見し、この日催されるはずだったReliance Industries Ltd(RIL)のメガ特別経済区(SEZ)計画覚書調印式が6月19日に延期されたことを明らかにするとともに、「延期はMukesh Ambani RIL会長の都合によるもので、Sonia Gandhi国民会議派全国委員会(AICC:All India Congress Committee)議長とは無関係」と釈明した。
インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダードが6月13日報じたところによると、米国から帰国したばかりのAmbani会長から調印式繰り延べの要請がなされたことを明らかにした首席大臣は、「調印式延期に何ら政治的背景は存在しない」とし、同プロジェクトを巡り、国民会議派内部に対立が生じているとの報道を否定した。
同相によると、ハリヤナ州内の主要プロジェクトはAICC議長に常に報告しており、RILのSEZプロジェクトも構想が提起された時点から伝えてある。全ての懸案事項は3週間以内に解決される。用地に関しては、RILが自ら75%を買収、残りの25%はHaryana State Industrial Development Corp (HSIDC)が買収した後、RILに引き渡す。HSIDCが用地を買収し、RILに引き渡す期限は当初3年だったが、2年に短縮されたと言う。
消息筋によると、当該プロジェクトは総理府(Prime Minister's Office)と国民会議派トップの承認を得ており、政治的懸案事項の解決策は既に準備されている。プロジェクトは多少修正を加えた後、実行され、商業的条件に変更は加えられないと言う。
RILとHSIDCが違法な取引を行ったと非難した国民会議派のKuldeep Singh Bishnoi国会議員は、党規律委員会の何らかの処分を受ける見通しだ。国民会議派指導部が、Bishnoi氏の父親、Bajan Lal氏(前首席大臣)に替えHooda氏を首席大臣に指名して以来、ハリヤナ州国民会議派内には派閥抗争が生じていると言う。
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