2006-06-12 ArtNo.37872
◆電子製造サービスのJabil、US$1億投じ事業拡張
【バンガロール】米国拠点の電子製造サービス会社、Jabil Circuit Inc(JCI)は1億米ドル以上を投じてインド事業を拡張するとともに、5年内に新たに1万人を雇用する計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月9日報じたところによると、JCIのBill Muir社長(アジア担当)はこのほど同紙に以上の計画を語った。それによると、年商100億米ドルのJCIはまたデザイン・エンジニアリング会社をインドで買収もしくは設立することを計画しており、同ユニットはカルナタカ州Bangaloreを拠点にする見通しだ。インドにおける営業額は現在の数億米ドルから5年内に10億米ドル以上に拡大するものと同社は見ている。
JCIはマハラシュトラ州Pune近郊Ranjangaonの17万6000平方フィートの工場でNokiaやIBMを含む様々なOEM向けにシロモノ、テレビジョン、セット・トップ・ボックス、医療機器の製造を手掛けて来たが、今年1月にはCeletronixを買収、マハラシュトラ州Mumbai/タミールナド州Chennai/連邦直轄地Pondicherryの合計27万平方フィートの工場スペースと5750人の従業員を手に入れた。同社はOEM顧客にロジスティクスやアフター・セール・サービスも提供している。
アジアにおける売上げは現在、営業額全体の3分の1ほどだが、2010年までに40%以上に拡大するものと見られる。現在、インドで製造した製品の90%近くを輸出しているが、今後はインド国内市場に向けられる比率が顕著に拡大する見通しだ。
アジアにおける製造拠点は数年前の1カ所から現在の11カ所に増加した。世界的には40カ所の拠点に合計6万5000人の従業員を擁すると言う。
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