1995-11-04 ArtNo.3787
◆<星・無錫>工業パーク、投資家誘致で一連のセミナー計画
【北京】ウーシー(無錫)シンガポール・インダストリアル・パーク(WSIP)は今週、北京と上海でセミナーを開催したのに続き中国各地で一連のセミナーを催し、テナントの誘致を図る。
シンガポール・テクノロジー・インダストリアル・コーポレーション(STIC)に率いられるシンガポール企業コンソーシアムと無錫市政府の合弁事業WSIPのゴー・ソンハウ取締役によると、これまでの欧州、米国、日本におけるダイレクト・セールに加え、セミナーを通じ中国に既に拠点を有する外国企業に対するマーケッティングを積極化する。これは中国に進出した多くの外国企業がWSIPの存在をほとんど知らない事実に気付いたためと言う。火曜に北京で開かれたセミナーには主に北京拠点の欧州企業幹部や大使館の商務参事官ら40人余が出席した。ベルギー大使館の一等書記官によると、多くの欧州企業は100%の出資率とその技術をそれ自身の手に維持するため保護を必要としている。中国に単独進出を試み、地方当局の専横や予期せぬフィーを請求され、計画が頓挫した企業も少なくない。こうしたことからベルギー企業はWSIPのようなワンストップ工業パークの保護を必要としていると言う。WSIPはこれまでに25社とテナント契約を結んでおり、これら企業の投資額は3億2000万米ドルに達している。(ST:11/3)
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