【ガンディナガル】Gujarat State Petroleum Corporation(GSPC)は6月2日、アンドラプラデシュ州沖合のKrishna-Godavari(KG)海盆KG Deen Dayal鉱区No17で日量480万立方フィートのガスと862バレルの石油を採取可能な石油・ガス田を発見した。
ビジネス・スタンダードとヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月8日伝えたところによると、グジャラート州政府のSaurabh Patel電力石油化学部長は7日以上の発表を行った。それによると、石油・ガス田は3500mの海底の60~90平方キロの範囲に存在する。
KG 17ガスのエタン含有率は17%、メタンは80%と高率で、GSPCはこのためグジャラート州かアンドラプラデシュ州に液化石油ガス(LPG)セパレーション・プラントを設けることを検討している。低比重の高品質油が比較的浅い層に存在するため、生産コストも低いと言う。
GSPCは昨年もKG海盆でガス田を発見しており、今回はこれに続くもの。しかし十分なオイル・リグと熟練労働者を確保できぬことから、KG海盆で発見された天然ガスの商業生産の期日は2007年12月から2008年12月に延期された。
GSPCのD J Pandyan重役(MD)によると、米国を襲ったハリケーン、カトリーナとリタはメキシコ湾のオイル・リグ400基以上を破壊した。加えて最近の原油の値上がりから探査開発活動が活発化し、オイル・リグの調達が困難になったと言う。