SEAnews 1995-11-04 ArtNo.3786

【シンガポール】香港上場ゴールド・ピーク・グループ(GPG)のシンガポール子会社ＧＰＥインダストリーズは2日、5000万株を1株45米セントで初公募(IPO)した。
シンガポールにおけるＧＰＧ傘下企業のＩＰＯは3回目で、91年にＧＰバッテリーズ・インターナショナル、92年にクリプサル・インダストリーズがそれぞれシンガポール証取(SES)への上場を果たしている。今回のＩＰＯは機関投資家向けの3500万株と一般投資家向けの1500万株の2部分からなり、1500万株のうち500万株は管理職や職員用にリザーブされている。主幹事はスタンダード・チャータード・マーチャント・バンク・アジアとバンク・オブ・イースト・アジアが務め、公募締切は11月15日。公募純収入は2036万米ドルが見込まれ、うち約40％の892万米ドルは機械、設備、鋳型などの購入、262万米ドルは中国における工場や社宅の建設に、224万米ドルは研究開発(R&D)に、220万米ドルはマーケティングに当てる。ＧＰＥインダストリーズは傘下に電子とケーブル／ハーネスの2事業グループを擁する持株会社で、電子グループは自動車用電子製品などを、ケーブル／ハーネス・グループは自動車用ワイヤ・ハーネス、ケーブルなどを製造している。今年度の売上は前年度比19.3％増の1億6720万米ドル、純益は同17.1％増の1099万米ドルを見込んでいる。(ST,BT:11/3)