【ニューデリー】ブリジストンの現地子会社Bridgestone India Private Limited(BIPL)はマドヤプラデシュ州Indore近郊のDhar 県Khedaに設けた既存工場に80クロー(US$1791万)を投じ、日間製造能力を2500本ほど増強する。
ビジネス・スタンダードが6月8日伝えたところによると、マドヤプラデシュ州工業部のOP Rawat次長は同紙に以上の消息を語った。それによると、目下、乗用車用スチール・ラジアル・タイヤと、軽商用車用チューブ&スチール・ラジアル・タイヤを製造しているBIPLは、これまでに累積400クロー(US$8957万)を投資しており、既存工場の日産能力は8000本。
BIPLは最終的に180クロー(US$4030万)を投じ、日産能力を4000本ほど追加する計画で、プロジェクト・レポートを準備している。トラック及びバス用ラジアル・タイヤの製造も計画している可能性があるが、マドヤプラデシュ州政府はまだ関係申請を受けていない。
ブリジストンが1996年にAssociated Cement Companies of India Ltd(ACC)と合弁で設立、1998年に商業生産を開始したBIPLは、2003年3月にブリジストンの完全出資子会社になった。
州政府の投資奨励政策が奏功し、少なからぬ大手企業がマドヤプラデシュ州への投資に関心を寄せている。Singhania一族に率いられるJK Tyresもマドヤプラデシュ州Banmore工場の拡張に取り組んでおり、州政府は既存の『2004年産業振興政策(Industrial Promotion Policy of 2004)』に修正を加え、一層投資家にフレンドリーな『産業雇用政策(Industrial and Employment Policy)』を導入する計画と言う。