2006-06-07 ArtNo.37846
◆Genpact、ITES-BPO輸出売上げトップに躍進
【ニューデリー】昨年(2005-06)のサード・パーティーITES-BPO売上げトップに、Genpact(旧社名GE Capital International Services)が躍り出た。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルドが6月6日、ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM:National Association of Software and Service Companies)の『情報技術対応サービス(ITES)-ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)企業報告』を引用し伝えたところによると、GenpactはGeneral Electric Co(GE)のBPO子会社として機能していたため、昨年のリストにはその名が含まれていなかった。昨年の同番付トップのWNSと2位のWipro BPOは、それぞれ2位、3位に後退した。
以下、4位HCL Tech BPO、5位ICICI OneSource、6位IBM Daksh、7位Progeon、8位Aegis BPO、9位EXL Services、10位24/7 Customer、11位MphasiS BPO、12位Intelenet Global Services、13位GTL、14位TCS BPO、15位Transworksと続く。
昨年のITES-BPO売上げは、前年比37%増の63億米ドルをマーク、ソフトウェア/関連サービス輸出全体の売上げは236億米ドルだった。
eFundsやSutherland Global Services等、複数の企業がSoftware Technology Parks of India(STPI)にインドにおける売上げを報告しておらず、これらの企業の世界売上げを計算に入れるなら、トップ5以内にランクされる。
NasscomのKiran Karnik会頭によると、サード・パーティーITES-BPO業界の2005-06年の伸びは、予想成長率を上回り、同業界に対する旺盛な需要が窺える。今会計年度のソフトウェア及び関連サービス輸出は360億~380億米ドルに達し、ITES-BPO輸出も80億米ドルを突破するものと予想される。
ITES-BPOの2005-06年の国内売上げは、前年比55%増の8億6000万米ドルに達したものと見られる。銀行/金融サービス/保険業界がオフショアITES-BPOビジネスの最も成熟した顧客層を成している。
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