2006-06-05 ArtNo.37830
◆石化投資地域への投資誘致目指し米国でロードショー
【ニューデリー】インド政府はAshwani Kumar国務相(商工担当)を団長とする代表団を米国に派遣、ウエスト・ヴァージニア州の保養地Greenbrierで『石油・化学・石油化学投資地域(PCPIR:Petroleum Chemicals Petrochemicals Investment Region)』のロードショーを催す。
ザ・ヒンドゥーが6月4日報じたところによると、Kumar国務相は2日記者会見し以上の消息を語った。それによると、会議にはExxon、Total、BASF、Dow Corning等、30社余りの多国籍化学会社の代表が出席する予定で、代表団は世界の石油化学及び化学業界のリーダーにPCPIRへの投資を呼び掛ける。
PCPIRはアンドラプラデシュ州、グジャラート州、西ベンガル州、オリッサ州、カルナタカ州に設けられる予定で、各PCPIRは、特別経済区(SEZ)の面積を上回る約250平方キロの地域をカバー、100%の外国直接投資(FDI)が認められる。製造・輸出活動を促し、就業機会を創出、経済成長の原動力になるものと期待されている。
インド石油化学及び化学産業の年間生産額は300億米ドルと見積もられ、国内総生産(GDP)の3%、また世界の石油化学及び化学産業全体の1.9%を占めているが、PCPIRを通じ2012年までに600億米ドルに拡大、世界石化・化学産業全体の2.3%にシェアを拡大するものと予想されている。
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