【ニューデリー】2005-06年の情報技術(IT)及びIT対応サービス(ITES)輸出は236億米ドルと、前年の177億米ドルに比べ33%成長した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥーが6月1/2日伝えたところによると、ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM:National Association of Software and Service Companies)は1日以上の最新統計数字を発表した。それによると2006-07年のIT/ITES輸出は290億~310億米ドルに27~30%の成長が予想される。
輸出と国内販売を合わせたIT/ITES産業の総収入は2004-05年の225億米ドルから296億米ドルに31.5%成長、2006-07年には360億~380億米ドルに28%の成長が見込まれる。IT/ITES産業の国内販売は2004-05年の48億米ドルから2005-06年の60億米ドルに拡大した。
ITサービス及び関連サービス輸出は、伝統的なアプリケーション開発や保守サービス、さらにはパッケージ・インプリメンテーション等の新領域の好調に支えられ、前年比32%増の173億米ドルをマーク、ITESとBPO(business process outsourcing)部門の輸出は、2004-05年の46億米ドルから2005-06年の63億米ドルに37%成長した。
BPOを含むIT及びITES産業の就業人口は2004-05年の86万7000人から2005-06年の129万3000人に22.32%増加した。しかしITソフトウェア及び関連サービス部門の就業人口の伸びは2004-05年の21%から2005-06年の18%に鈍化した。
NasscomのKiran Karnik会頭によると、これまでに開拓された市場潜在性は10%満たず、依然として大きな開拓の潜在性が残されている。このため需要の拡大に牽引された成長が今後も持続する見通しだ。世界的な流通新モデルの登場、ITアウトソーシング大型契約市場の出現、この種の市場におけるインドのシェア拡大等が、向こう2年間の成長の原動力になる見通しと言う。