2006-06-05 ArtNo.37817
◆Tata Steel、ピットヘッド・ペレット工場建設計画
【コルカタ】Tata Steel Ltd(TSL)は、提案されているバングラデシュ工場やジャールカンド州Jamshedpur工場の需要に応じるため、鉄鉱山の坑口に少なくとも年産500万トンのペレット製造施設を設けることを計画している。
ビジネス・スタンダードが6月1日報じたところによると、TSLのT Mukherjee重役(副MD)はこのほど以上の消息を語った。それによると、投資額は用いられる燃料により異なり、建設地も未定だが、最終方針は間もなく下される。TSLはジャールカンド州Noamundiとオリッサ州のJoda及びKatamandiに鉄鉱山を有し、各種グレードの鉄鉱石を年間900万トンほど生産している。
ピットヘッド・ペレット工場を設けることにより、粉鉱石(iron ore fines)の利用を最適化し、付加価値を高めることができる他、オリッサ州やジャールカンド州以外の地に鉄鋼原料を供給できる。これらの州は鉄鉱石を未加工で州外に持ち出すことを禁じている。
TSLはバングラデシュに年産240万トンの鉄鋼プラントを設けることを計画している。バングラデシュにはTSLの進出に反対する勢力が存在するが、新工場は専ら鋼板を製造するため、地元の条鋼メーカーと競合することはないと言う。
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