2006-05-29 ArtNo.37772
◆Essar Steel、Stemcorと合弁で新鋼板製造施設建設
【コルカタ】Essar Steel Ltd(ESL)は英国企業Stemcorと76:24の合弁でグジャラート州Haziraに1969クロー(US$4.41億)を投じ新鋼板製造施設を設ける。
エコノミック・タイムズとビジネス・スタンダードが5月24日伝えたところによると、合弁会社Hazira Plate Mill Ltd (HPML)の新プラントは、幅5mの超広幅鋼板(ultra wide plates)を年間150万トン製造する能力を備え、2007年末の稼働が目指される。この種の鋼板は大口径の石油・ガス・パイプライン用鋼管、船舶、ボイラー&プレッシャー・ベッセル、建材の製造等、幅広い用途に用いられているが、世界的に6社が製造しているだけで、インドではまだ製造されていない。このため国際市場では冷間圧延コイルに比べ大きなプレミアム付きで取引されている。HPMLはフランスのVAI Clecimから関係技術の供与を受ける。
新工場はESLの年産300万トンの熱間圧延鋼製造施設に隣接して設けられる。プロジェクトの金融アレンジは最近完了し、SBI Capital MarketsとIDBI Capital Market Servicesが1150クロー(US$2.58億)のシンジケート・ローンをとりまとめた。
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