SEAnews 2006-05-22 ArtNo.37749

【コルカタ】Videocon groupは、西ベンガル州の情報技術(IT)ハブとして開発が予定されているRajarhat付近にカラーテレビジョン(CTV)の製造施設とITパークを設ける計画で、100エーカーの土地を物色している。
ビジネス・スタンダードが5月19日伝えたところによると、Videocon groupのVenugopal Dhoot会長は18日、西ベンガル州のBuddhadeb Bhattacharjee首席大臣と会談後記者会見し以上の計画を語った。それによるとVideoconは約800クロー(US$1.79億)を投じSalt Lakeの既存施設付近にハードウェア／ソフトウェア・ユニットを包含する400万平方フィートの情報技術(IT)パークを設け、またBPO(business process outsourcing)ユニットも設ける計画だ。用地の確保にはなお数ヶ月を要するものと見られる。
BPO事業は大規模なものになる見通しだが、カルナタカ州Bangaloreとアンドラプラデシュ州HyderabadにおけるIT／BPO産業の就業者の大きな部分がベンガル人で占められている点からしても、ベンガル人にこの方面の能力が欠如していると言う主張に根拠はない。
北ベンガルのSiliguri付近に200クロー(US$4478万)以上を投じて電子工場を建設中で、同目的のため閉鎖されたKanchan食品工場の1.5エーカーの跡地を買収したが、さらに2エーカーの土地を追加購入することを検討している。Siliguri工場では電子レンジ、音響機器、その他の電子製品を製造する。
この他、Taratolaの既存工場に100クロー(US$2239万)を投じ、LCD TVの製造に乗り出す。この種の製造施設がインドに設けられるのは恐らく初めてのことで、日本の技術チームが5月24日にTaratola工場を訪れ、同プロジェクトの詰めを行うと言う。